フランス、ビュールより
寿都町の住民の皆さんへの連帯メッセージ
日本語記事はフランス語記事の後にあります。
Des collectifs, des groupes et des citoyenNEs opposéEs au projet Cigéo ont envoyé un message de soutien aux habitantEs de Suttsu, ville de Hokkaido (Japon), qui sont confrontéEs au projet d’enfouissement des déchets radioactifs, tout comme à Bure.
Nous publions ici le texte original en français, ainsi que la traduction en japonais qui a été envoyée au groupe d’habitantEs de Suttsu opposé à ce projet.
Afin de savoir le contexte qui se déroule à Suttsu, lire l’article paru dans Médiapart cité dans le message.
Pour l’historique des projets d’enfouissement des déchets radioactifs, voir le document Notre colère n’est pas réversible cité également dans le message.
北海道寿都町の片岡春雄町長は2020年秋、多くの町民の反対にもかかわらず、高レベル放射性廃棄物の深地層埋設施設の文献調査を受け入れました。同年8月に町長が調査の応募を検討していることが分かると、「寿都に核のゴミはいらない町民の会」が結成され、9月に名称を「子どもたちに核のゴミのない寿都を!町民の会」と改称。以降、反対運動を続けています。同団体にフランス、ビュールから支援のメッセージが届けられました(Note 1)。
ビュールは寿都町のような町ではなく、小さな村ですが、ビュールを高レベル放射性廃棄物の深地層埋設施設にさせない運動はフランスの全国、さらにはヨーロッパの国々まで広がり、脱原発運動の中心の一つになっています。また、高齢化が進む、脱原発・反原発運動の中でビュールの運動には若い人たちが多く、フェミニストやLGBTの運動からの参加も顕著で、運動には華やかなお祭りアクションもあり、次世代への希望にもなっています。
2022年8月にビュール近辺で開催されたビュルレスク・フェスティバルには3日間でフランス全国とドイツから通算約3000人が参加しました。しかし、ビュールの運動は最初からこのような広がりのあるものではなかったのです。寿都町で展開されているのと同じような反対抑え込み、分断政策にさらされ、一進一退を繰り返しながら、多くの市民がこつこつと運動を積み重ねることによって勝ち取ってきたものです。
ビュールからのメッセージにも言及されていますが、このメッセージが多くの人の目にとまり、寿都町での反対運動が町外にも道外にも拡がって、国際的な連帯に繋がることを願っています。
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Note 1: フランスからの連帯メッセージについては中日新聞に報道されました(有料記事)。